2012年9月1日土曜日

ロッキン・オン ’83年2月号 デイヴ・ギルモア インタヴューより抜粋




「シャイン オン ユー クレイジー ダイアモンド」のミキシング セッションの時、彼が何の前ぶれもなく現れたという有名な話がありますけど

彼はスタジオに現れたよ。すごいデブで丸坊主で眉も剃り落としてた。だから誰も彼だと分らなかったんだ。スタジオを歩き回って、コントロール ルームで僕らと一緒に何時間もすわっていた奇妙な人物がいたってわけ。こんな話、よそから聞いたらきっと信じられないだろうな。小さな部屋の中で何時間も一緒にすわってて、それが長年の親友で、しかも誰もそうだと分らなかったんだから。結局僕がそうじゃないかなぁって思ったんだ。しかしそうと分っても、それがシドだとはとても思えなかった。彼は2、3日来たけど、その後プッツリ姿を消した。

熱狂的なファンクラブを作ったりしてシド・バレットをもてはやす人々をどう思いますか

生きた伝説だとか、素晴らしいと思ってるなんて悲しむべき事だと思う。事実は一人の狂人にすぎないのに。才能豊かな人間が崩壊してしまったという、実に悲惨な話さ。シドの話は何も知らない人間によってロマンティックに作り上げられた悲惨なストーリーだ。



⇒シャイン オン クレイジー ダイヤモンド~あなたがここにいてほしい シド・バレット






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