2012年12月14日金曜日

いわし亭部長とフランシーヌ千里部員の音楽放談~プログレって何!? その2


第4回目 テーマ:『プログレッシヴ ロックって何!?  その2 MAGMAを中心にユーロロックについて』

お待たせしました。プログレその2です。

ここでご紹介できるのは、ながーい いわし亭部長 のお話のほんの一部なんですが、『MAGMA』について語ってた いわし亭部長 の思いが強くて、なぜか照れ笑いが入っております。

最後には “おさらい” 画面も入っています。映像担当 もぐもぐさん ありがとうございます。







プログレについては、まだまだ続きますよ!


◎MAGMA 一口メモ(by いわし亭部長)

● ジョン・コルトレーンの大ファンだったクリスチャン・ヴァンデは、彼の死にショックを受け、放浪生活を送っていたが、そこで啓示を受け、1969年にMAGMAを結成する

● MAGMAにはフランスのジャズロック、プログレッシヴロックの中心的な人物が多数関わっており、その人脈図をひもとけば、フランス シーンの重要人物が概観できる

● 当初はジャズロックであったが、オペラ、古典派クラシック、ミニマル音楽、等々のごった煮のようなサウンドが、圧倒的な重量感とともに放出される特異な音楽へと進化していった

● ヴァンダーのインスピレーションから導かれた、惑星コバイアを舞台としたドラマが、コバイア語で歌われる。フランス語を母体としながらも、ドイツ語的なゴツゴツした聴感は、MAGMAの音楽の一大特徴となっている

● ヴァンデはドラマーであったため、メロディ楽器よりもリズム セクションによる執拗な反復がアンサンブルの中心になっている。特にヴァンデに拮抗するベーシスト、ヤニック・トップ加入期の求心力はもの凄かった。この時期の代表作は『未来からの鼓動 ~ウドゥ・ヴドゥ ‐ Üdü Ẃüdü』(1976)の17分に及ぶ大作「De Futura」

● 信じられないことに、アナログ盤の時代にサードアルバムが『呪われし地球人たちへ』というタイトルでリリースされたことがある





個人的に好きな楽曲は『ATTAHK』収録の「Nono」。約7分の大作だが、ヴァンデはここで、その大半をバスドラムを踏むだけの演奏に徹している。ジャケットの気色悪いイラストは、あの『エイリアン』のH.R.ギーガー。





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