2012年12月28日金曜日

いわし亭部長とフランシーヌ千里部員の音楽放談~プログレって何!? その3


第5回目 テーマ:『プログレッシヴ ロックって何!?  その3 プログレの本質と変遷


プログレッシヴ ロックの簡単な定義は 『プログレ その1』 でお話しし、『プログレ その2』 ではユーロロックなど、いわし亭部長のお気に入りについて、ひとしきり語っていただきました。
そこでイメージが広がり始めたわたくしフランシーヌ千里、今回はより本質に近いところまで聞きたくなりました。


プログレってそうだったの~!?

プログレっていう言葉の始まりから、その意味、変遷まで、そして最終的にプログレが求めている形とは何なのか?
’70年代、多感な時代を過ごしたいわし亭部長のお話に  ”へ~” と思うエピソードも満載。


裏話を伝えると、このあたり、いわし亭部長の話があまりにもよどみなく続くために、どこでどう話を切り返すのか、フランシーヌも戸惑っています。
カタカナのグループがどんどん列挙され、また、たくさん聴かなきゃ~ と嬉しくなります。
年末年始は、プログレを聞いてみましょう!


ちなみにフランシーヌ千里は、灰野敬二さんの新しい本  『捧げる-灰野敬二の世界』   (河出書房新社)  を休暇中に読む予定です。

みなさん、よいお年をお迎えくださいね!!





 




◎エピソード&豆知識(by いわし亭部長)

● プログレに欠かせない楽器、シンセサイザーをその草創期、商業的にフィーチャーした作品としては、ウォルター・カーロス (後に性転換して、ウェンディ・カーロスに改名)の  『スイッチト オン バッハ』 が白眉である。1968年に発表された。

● 『スイッチト オン バッハ』 を聴いた映画監督 スタンリー・キューブリックは、準備していた次回作 『時計じかけのオレンジ』 (1971年)でのサウンドトラックにこの電子音を選んだ。ここでは、作品の重要なモチーフとして、ベートーヴェンの 「交響曲第9番 合唱」 が俎上にあげられている。カーロスのサウンドを取り込むことで、 『時計じかけのオレンジ』 は原作をはるかに越える近未来的なテイストを得た。

● キングレコードが発売したヨーロピアンロック コレクションは、ユーロロック、プログレを非常に安価に、コンスタントに紹介したという点で、素晴らしい企画だった。大学時代のいわし亭部長は、乏しい小遣いのほとんどをこのシリーズに費やした。

● 川崎の大型ライヴホール、クラブチッタで 2011年11月から不定期に開催されてきた ”イタリアン プログレッシヴ ロック フェスティヴァル” 。毎回、驚愕の内容でファンを圧倒し続けたシリーズであるが、今回は最終章と銘打って、ついにPFMのオリジナル メンバー マウロ・パガーニがやってくる。しかし、それ以外も、マクソフォーネ、ムゼオ ローゼンバッハ、ロヴェッショ デッラ メダーリャ、フォルムラ トレ、アレア とレジェンド クラスが目白押し。正に奇跡の公演であり、彼らを一度に聴くことは、本国、イタリアでも難しいだろう。















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